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大腸カメラ

痛みに配慮した大腸カメラ

「大腸カメラは、痛くて、恥ずかしい…」
「検査前の下剤を飲むのが、何よりつらい…」

そんなイメージから、大切な検査を先のばしにしていませんか?

大腸がんは、女性のがん死亡原因の第1位、男性でも第3位ですが、早期に発見すれば9割以上が治癒できる病気です。
しかし、初期には自覚症状がほとんどありません。

当クリニックでは、「ウトウトとリラックスしている間に終わり、お腹の張りも少ない」、そんな苦痛を限りなくゼロに近づけた大腸カメラ検査をご提供しています。
便の異常やお腹の不調、健康診断で指摘された方はもちろん、ご自身の健康を守るために、どうぞお一人で悩まず、私たちに安心してご相談ください。

症状チェック

一つでも当てはまれば、大腸カメラをご相談ください

  • 健康診断で便潜血陽性だった
  • 排便時に出血があった(便に血が混じる、紙に血が付く)
  • 下痢が長く続いている
  • 慢性的な便秘に悩んでいる
  • 便の状態が不安定(下痢と便秘を繰り返す)
  • 便が細くなった
  • お腹の張り(腹部膨満感)や腹痛が続く
  • ご家族に大腸がんや大腸ポリープになった方がいる
  • 40歳を過ぎて一度も大腸カメラを受けたことがない

お腹の不調や便の異常は、大腸からの大切なサインです。
「体質だから」「いつものこと」と自己判断せず、一度専門医にご相談ください。
特に、便に血が混じる、健康診断で便潜血陽性を指摘された方は、症状がなくても必ず大腸カメラ検査を受けることを強くお勧めします。

数字で見る当院の検査実績

「痛かったらどうしよう…」という不安に:負担の少ない検査の追求

専門医の技術と鎮静剤で、苦痛を限りなく軽減。
アンケートでは93%の方から「全く辛くなかった」「ほとんど辛くなかった」との評価をいただきました。

アンケート結果の内訳
  • A評価(全く辛くなかった):77% (88名)
  • B評価(ほとんど辛くなかった):16% (18名)
  • C評価(少し辛くかった):5% (6名)
  • D評価(かなり辛くかった):2% (2名)

※調査期間:2025年6月1日~8月9日 回答者数114名

「もし見逃されたら…」という不安に:客観的なデータでお応えします

開院以来、869名の患者様に大腸カメラ検査を受けていただき、447名の方から将来がんになりうるポリープ(腺腫)が発見されました。
これは、検査の質を示す国際的な指標である「腺腫発見率(ADR)」が51.4%であることを意味します。
(集計期間:2023年11月1日~2025年8月20日)
ADRが高いほど「見逃しの少ない検査」であると言え、大規模な研究ではADRが高い医師の検査ほど、検査後の大腸がん発生が少ないことも証明されています。
当院の数値は、以下の比較からも分かる通り、質の高い検査体制を裏付ける客観的なデータです。

  • 当院のADR:51.4%
  • 国際的な目標値:35%
  • 国内の平均値:約38%

※ADRは医師・施設の総合的な「発見力」を示す指標であり、個々の症例における見逃しゼロを保証するものではありません。
さらに、当院の検査では大腸がん(14名)をはじめ、潰瘍性大腸炎(16名)神経内分泌腫瘍(2名)といった病気の診断にも繋がっています。
がんが発見された全ての患者様を、速やかに地域の基幹病院へご紹介し、治療まで責任をもってサポートします。

「痛くない・見逃さない」を
支える3つのこだわり

当院の高い実績は、「苦痛の軽減」「精度の追求」「安心の体制」という3つのこだわりによって支えられています。

こだわり1
【徹底した苦痛の軽減】

  • 鎮静剤でリラックス: ご希望の方には鎮静剤を使用し、ウトウトとリラックスした状態で検査を受けていただけます。
  • 専門医による高度な挿入技術: 腸を丁寧にたたむ「無送気軸保持短縮法」や水を使う「浸水法」など、あなたに合わせたオーダーメイドの挿入法で苦痛を最小限に抑えます。
  • お腹の張りを抑える炭酸ガス: 体への吸収が速い炭酸ガスを使用し、検査後のお腹の張りを大幅に軽減します。

こだわり2
【見逃しを防ぐ高精度な
検査】

  • AIによる診断サポート: 最新の内視鏡システムとAI技術「CAD-EYE」を導入。専門医とAIのダブルチェックで見落としを防ぎます。
  • 安全な日帰りポリープ切除: 発見したポリープは、出血リスクの低い「コールド・ポリペクトミー」でその場で安全に切除します。
  • 病理専門医との連携: 切除したポリープは専門医とダブルチェックを行い、より精度の高い診断をご提供します。

こだわり3
【安心して過ごせる体制】

  • 見て納得できる安心感: ご希望の方は、検査中にご自身の大腸の様子をリアルタイムでモニターに映し出し、医師と一緒に確認できます。
  • 徹底した衛生管理: 学会ガイドラインに準拠し、機器の洗浄・消毒を徹底。処置具は全て使い捨てです。
  • プライバシーへの配慮: 検査後は半個室のリカバリールームでお休みいただけます。女性スタッフのサポートも可能です。
  • 通いやすいサポート体制: 土曜検査、胃・大腸の同日検査、無料送迎サービス(曜日限定)も行っています。

「下剤が一番つらい…」そのお悩みにも、お応えします

当院でご用意している
下剤の種類

当院でご用意している下剤の種類
  • サルプレップ®︎: 初めての方にもおすすめ。少ない服用量でしっかり効果があり、味も改善され飲みやすくなっています。
  • マグコロール散®︎: 味が比較的マイルドで飲みやすいタイプ。水に溶かすタイプで、ゆっくりと飲めるのが特徴です。
  • モビプレップ®︎: 腎機能への配慮が必要な方や、胃カメラと同日施行の方にも適しています。
  • ビジクリア®︎: 液体がどうしても苦手な方のための錠剤タイプです。お水で服用するため、味が苦手な方でも安心です。

事前診察の際にしっかりとご相談させていただきますので、不安な点があればお気軽にお尋ねください。

検査の流れ

1ご予約と事前診察

大腸カメラは安全な検査のため、事前診察が必須です。当院では患者様のご状況に合わせて、以下の3つの予約方法をご用意しています。

方法1:まずは医師に相談してから予約する

「まずは症状を相談したい」「検査を受けるか迷っている」という方は、WEBから通常の診察をご予約いただくか、直接ご来院ください。
診察の中で医師が症状を詳しくお伺いし、検査日を決定します。

方法2:WEBから検査日を先に仮予約する

ご希望の検査日を先に押さえたい方は、WEB予約システムから大腸カメラ検査の仮予約が可能です。
その際、検査日の3日前までに「事前診察」を必ずご予約ください。

方法3:お電話で検査日を先に仮予約する

お電話でも、WEB予約と同様に検査日の仮予約が可能です。
お電話口でご希望の検査日をお伺いし、同時に検査日の3日前までの「事前診察」の日時も調整させていただきます。

2検査前日のお食事

正確な検査のため、前日は消化の良いお食事をお願いします。腸に残りやすい繊維質や種、脂肪分は避けましょう。

  • 食べて良いもの:具のないうどんやお粥、食パン、豆腐、卵、皮なし鶏肉、白身魚など
  • 避けていただきたいもの:野菜、きのこ、海藻、果物、豆類、脂っこい食事など

ご準備が大変な方のために、当院ではそのままお召し上がりいただける検査食セットもご用意しております。
夕食は夜21時までに軽めに済ませ、就寝前に指示された下剤を服用してください。

3検査当日

検査当日ご自宅または院内で、指示された時間に残りの下剤を服用します。
クリニック到着後、専用の検査着にお着替えいただき、鎮静剤の点滴を開始します。
検査時間は通常15〜30分程度です。
検査後はリカバリールームでお休みいただき、意識がはっきりしてから院長が結果を詳しくご説明します。

4検査後の過ごし方とご注意

ポリープを切除された方は、合併症(出血など)を防ぐため、以下の点にご注意ください。
当院では、熱を使わない安全性の高い「コールド・ポリペクトミー」で切除を行うため、体へのご負担が少なく、厳しい制限期間も短くて済みます。

  • お食事:検査当日はおかゆやうどんなど消化に良いものから。検査後3日間は刺激物や脂っこいもの、アルコールはお控えください。
  • 日常生活:検査当日はシャワーのみとし、湯船は翌日から。腹圧のかかる激しい運動は3日間程度お控えください。
  • 緊急時:我慢できないほどの強い腹痛、便に血液が混じる、38度以上の発熱などがある場合は、すぐにクリニックへご連絡ください。

5アフターフォロー

検査後の注意ポリープを切除した場合、病理検査の結果は約2週間後に出ます。
改めてご来院いただき、院長が分かりやすくご説明します。
より高度な治療が必要な際には、責任をもって地域の基幹病院へ速やかにご紹介いたします。

よくあるご質問(FAQ)

検査そのものへの不安について

検査は本当に痛くないのでしょうか?

当院では、専門医の技術とご希望に応じた鎮静剤の工夫で、患者様の苦痛をできる限り軽減できるよう努めています。実際に、鎮静剤を使った検査を受けられた方の多くが「ほとんど辛くなかった」と回答されています。

痛みを減らす「無送気軸保持短縮法」や「浸水法」とは、どのような技術ですか?

どちらも、検査中の痛みや不快感を最小限に抑えるための、専門的な内視鏡の挿入技術です。大腸カメラの痛みは、主にスコープで腸が無理に押されたり、伸びたりすることで生じます。当院では、患者様お一人おひとりの腸の形に合わせて、以下の技術を使い分けています。

  • 無送気軸保持短縮法(むそうきじくほじたんしゅくほう)
    アコーディオンをたたむように腸を丁寧に折りたたみながらスコープを進める技術です。腸を無理に伸ばすことなく直線的に進められるため、痛みを大幅に軽減できます。
  • 浸水法(しんすいほう)
    空気の代わりに少量の水を注入し、水の浮力を利用してスコープを滑らせる技術です。腸の曲がり角もスムーズに進み、お腹の張りも感じにくくなります。

小さなポリープでも、ちゃんと見つけてもらえますか?

はい、ご安心ください。当院ではAIを活用した最新システムと専門医の精密な観察により、ミリ単位の微小なポリープも見逃さずに発見します。明らかに良性でがん化リスクが低いポリープは、経過観察としています。

鎮静剤を使うと、完全に眠ってしまうのでしょうか?

全身麻酔のように完全に意識がなくなるわけではなく、うっすらと意識はありながらウトウトとリラックスした浅い眠りのような状態になります。お体への負担は少なく、検査後は速やかに覚醒します。多くの方が「気づいたら検査が終わっていた」と感じています。

検査の準備や当日のことについて

前処置の下剤を飲むのが苦手です。何か方法はありますか?

下剤が苦手な方は非常に多くいらっしゃいますので、ご安心ください。当院では、錠剤タイプやスポーツドリンクのような味で飲みやすい下剤など、複数の選択肢をご用意しています。事前診察の際に、患者様に合った最適な方法を一緒に考えます。

普段から便秘がひどいのですが、下剤は効きますか?

事前診察で便通の状態を詳しくお伺いし、必要に応じて下剤の種類を調整したり、数日前から便を柔らかくする薬を追加するなど、最適な前処置をご提案します。

下剤を飲む前処置は院内で行えますか?

はい、ご自宅での服用が不安な方や高齢の方のために、院内で下剤を服用できるスペースをご用意しています。希望時は事前診察でお申し付けください。

普段飲んでいる薬はどうすればいいですか?

特に血液をサラサラにするお薬(抗血栓薬)は、休薬が必要な場合があります。事前診察の際に、お薬手帳など普段飲んでいるものが分かるものを必ずご持参ください。

生理中でも検査は受けられますか?

はい、受けられます。検査の精度には影響ありませんのでご安心ください。

検査時間はどのくらいかかりますか?

検査自体は15~20分程度です。来院から検査後の休憩、結果説明まで含めると、全体で2時間〜2時間半ほどが目安です。

検査後のことについて

ポリープが見つかったら、必ず切除するのですか?

がん化の可能性がある場合は切除を推奨します。明らかに良性で問題のないポリープは経過観察します。

ポリープを切除した後は痛みますか?

大腸の粘膜には痛みを感じる神経がないため、切除中や切除後に痛みを感じることは基本的にありません。

検査後のお腹の張りは、いつ頃治まりますか?

体への吸収が速い炭酸ガスを使用しているため、検査後のお腹の張りは大幅に軽減されます。多くの場合、検査終了後1時間以内には楽になります。

費用や受診の目安について

大腸カメラは何歳から、どのくらいの頻度で受ければいいですか?

大腸がんのリスクが高まり始める40歳を過ぎたら、一度は大腸カメラ検査を受けることをおすすめします。異常がなかった場合は、3〜5年に一度の検査が目安です。

便潜血陽性でしたが、症状はありません。検査は必要ですか?

はい、症状がなくても必ず大腸カメラ検査を受けてください。便潜血陽性は、がんやポリープを発見する絶好の機会です。必ず精密検査を受けましょう。

胃カメラと大腸カメラを同じ日に受けることはできますか?

はい、可能です。事前準備や通院が一度で済むため、お忙しい方にとって時間的な負担が大幅に軽減されます。

症状はないのですが、大腸がんが心配です。保険適用になりますか?

症状がなく、ご自身の希望のみで検査を受ける場合は自費診療となります。しかし、診察で医師が医学的に検査が必要と判断した場合は保険適用となります。まずは一度診察にお越しください。

大腸カメラの費用

検査内容 1割負担の方 3割負担の方
検査のみ(観察) 2,500円~3,000円 程度 6,500円~8,000円 程度
組織検査(生検)を行った場合 3,500円~7,000円 程度 10,000円~20,000円 程度
日帰りポリープ切除を行った場合 8,000円~11,000円 程度 23,000円~34,000円 程度

※症状がある場合や便潜血陽性の場合は、健康保険が適用されます。

費用についてのご注意

  •  上記はあくまで目安の金額です。詳細な費用は診察時にご説明いたします。
  • 採取した組織の数や、切除したポリープの大きさ・数によって費用は変動します。
  • 上記費用とは別に、初診料・再診料、事前診察の際の血液検査代、下剤などの薬剤費が別途必要となります。
  • 当院では、患者様にリラックスして検査を受けていただくため、鎮静剤(静脈内鎮静法)を使用しております。
    鎮静剤の費用は上記検査費用に含まれており、追加のご負担はございません。
  • 日帰りのポリープ切除は「内視鏡手術」に該当するため、ご加入の民間医療保険(生命保険など)の給付金(手術給付金)の対象となる場合があります。詳しくはご加入の保険会社へお問い合わせください。

ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

ご予約

胃カメラ検査は事前予約が必要です。WEBまたはお電話で簡単にご予約いただけます。